第218回『春・出発』

 また春がやってきました。今年の我が家は小学生1名中学生1名高校生1名大学生1名。 全員別々で全部揃うのは今年だけ。原稿を書き始めた時「オトトがほちい」と言っていた長男は、この春家を出ることになりました。新たなスタートなのだから‥喜ばしいことだから ‥と自分に言い聞かせておりますが、正直淋しい。夜になれば皆が家に帰ってくる、当たり前の日常が、実はいつまでも当たり前ではなかった‥とアレルギーで鼻水グシュグシュでボ ーっとした頭で思うこの頃。子供と過ごせる日々はなんとあっという間なのだろう。上の子と下の子が一緒に過ごせる日々は10年しかないなんて(今頃気付く私も私?)
 さて子供が大阪を離れるまであと一ヶ月ある内は割合余裕でしたが、カウントダウンが10日をきる頃から、あと9日か~、8日か~、え~来週?もう来週はいないの?とだんだん蒼ざめて‥只今残すところあと4日。はああああ。
 四月になれば、また忙しい日々がやってきます。気持を切り替えて頑張らなくっちゃ。この春新しいスタートをきる皆様、夢に向かってファイト!

川端 裕美

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第217回『KENSYOUEN』

 更年期によるものだ‥と諦めていた手の痺れ&痛み。半年前から徐々に痛みが増していたのですが、「まあ、我慢していれば、その内ましになるだろう」とか「きっと経年変化ですっきりは良くならな いだろう」とか思っていました。そうこうする内‥利き手の親指は付け根から腫れ上がり、指を曲げるのも苦痛になり、無理に曲げようとするとペキペキ音が…。とうとうたまらなくなって病院へ駆け込みました。先生はぱっとみて「腱鞘炎です」と。えええええ~!私は勝手にネットや本で調べて、 勝手に手根管症候群だと思い込んで、諦めていたのです。そこで先生がおっしゃいました。「とても 痛い注射があるけれど、しますか?」(え痛いの嫌だなとたぶん顔に書いてある)「良く効きますが、だいぶ痛い注射」(ううううん・迷・迷・迷)「やりましょうか!」結局「はいお願いします」で、この注射!なななんと!ミラクル!注射している最中から痛みが消えていくではありませんか。“先生!すごいです!痛みがなくなりました!“いや、局所麻酔薬入っているからね”てな具合で、結局痛みは再発することなく、注射ですっかりなくなりました。
 多少の痺れは残っているものの、毎日朝から晩まで寝ていても痛みで目が覚める程痛かったのに、それがないってなんてハッピーなんでしょう。早くお医者さんに診て貰えば良かった。お医者さんは偉大!注射も偉大!ありがとうございました。
 なんで早く行かなかったか?というと、白状するとお医者さんに行くのが苦手なんです(あはは)。

川端 裕美

第216回『言うは易し行うは難し』

 私、実はあと3日で体重を10キロ減らさなければなりません。一年前人間ドッグを受診した時の事、毎年毎年注意しても年々体重が増える私を見かねた先生が“あと一年あります。頑張って10キロ痩せましょうね”と優しく微笑んでおっしゃったのです。こちらもすっかり“一年あれば私だって”とうっかり“はい”と答えてしまったのです。“まだ10ヵ月あるさ”“いやいやまだ半年あるさ、いけるいける”などと言っている内にすっかり忘れてハロウィンだ!パンプキンケーキ、お菓子。サンクス ギビングだ!ターキーだ。クリスマスだ!ケーキだ、チキンだ。そうこうする内お正月。おせちだ、お餅だ、食べる食べる。気付けばあと3日!去年より体重増えてるし(笑)嗚呼‥先生の優しい笑顔が目に浮かぶ。先生‥ごめんなさい、もうムリです。痩せるのって難しいですよね~。解っているんですよ!エネルギーの収支だって事も、要は食べすぎだってことも。院長に言わせれば山に行ったら 良いんだ。走ったら良いんだ。その後はきゅうりとか、豆腐とか、納豆とか食べると良いぞ。って言うけど、山登ったらお腹空く空く、で帰ったらきゅうり?納豆?豆腐?ありえへん。アップルパイと か~菓子パンとか~とにかく普段は躊躇するような高カロリーな物が食べたい!山登ったし‥と気持 が大きくなっているのがまたやっかいで、自分に甘い甘い(笑)もうその日の内にカロリーオーバーという羽目に。偉そうな事いえない私。ちょっとぽっちゃりのわんちゃん、ねこちゃん、いつも偉そうな事言ってごめんなさい。

川端 裕美

第215回「2016そして2017」

 2017年のお正月は良いお正月でしたね。良いお天気で暖かくて。皆さんはどんなお正月でしたか? 家は恒例初日の出を金剛山山頂で拝みました。太陽のかけらが大峰山系のシルエットから顔を出し、登っていく様は見事でした。2016年はと振り返ってみると、やはり一番の出来事はにゃんこさんと共に闘病した事、にゃんこさんを亡くした事。上の2人がまだ保育園に通っていた時、突然やってきたにゃんこさん。おうちに入れてと一時間家の周りで鳴いたにゃんこさん。長男の自慢のおもちゃのトラックの荷台に載せられ運ばれていたにゃんこさん。可愛くて賢くて永い事一緒に幸せにすごしました。最後闘病中も 懸命に生きようとして、辛いだろうに、どうしてあげるべきか?自分のため?にゃんこさんのため?と自問自答し悩む私にごろごろ寄り添い慰められたのは私の方でした。最後となった日、朝ごはんを食べる院長の膝の上に乗って挨拶したのを皮切りに、一日かけて順番に全員に挨拶して回りました。そして夜中、ではさようなら‥と窓から外に出ようとしたにゃんこさんを引き止めた直後、全員に看取られ去っていきました。そして今原稿を書く私の正面に鼻がくっつくか?ちゅう近距離にドーンと座って動くペン先にチョイチョイちょっかいを出すまるまるとの出会い。別れあって出会いあった一年でした。
 今年一年が穏やかな年になりますように。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。(毎朝まるまるが 必ず院長の膝に乗るのは、もしかしてにゃんこさんからの申付けかな?)

川端 裕美

第214回「まるまる改名わるわる」

 ま~わるいわるい!いたずらばかり。家のコード類をかむ。パソコンしてればキーボードの上を 歩き回り“wwwwww”とか勝手に打ち込んで。珈琲を味見してぺっぺっ、砂かけ仕草(ほっといて!)先日クリスマスツリーを出したら‥まあ大変。ツリーの葉っぱ(作り物)かじる、登る、お気に入りのおもちゃを持ってツリーの下に潜み前を通る足を片っ端から狙う、興奮しちゃってつかまらない。ムッチャ楽しそうだったのですが、こちらはいらんもん食べないかヒヤヒヤ。食べたらどうなるか、その結果まるまるがどうなるか、私達がどうなるか、詳細に想像がつくだけに心配で、結局何もせずずっとツリーの下を覗いて過す羽目になりました。でツリーがリビングに存在したのはたったの一日。苦肉の策で玄関に移動。あはは玄関あけたらドーンとツリー、ツリーをよけて家に入る、ツリーをよけてお風呂に向かう、ツリーをよけてトイレに駆け込む、ははは仕方ない。 まるまるの命には代えられないと家族みんな納得し、誰一人不自由だと不満を漏らさないところはさすがですね(笑)かわいいまるまる、いとしいまるまる。最近は悪すぎて一部わるわるに改名してはどうか?という案も。まるわるやわるまるも候補にあがっています。院長はちびちびと呼び、みな好き勝手に呼びかけて。いったいどれが名前なのか?もしかして本猫は“かわいいね”が名前と思っているかもしれませんね。原稿を書いている今、遊びつかれて私の肩にホットパックさながらで一休み。丁度いい重さ、あたたかさ、やわらかさ、こりゃ良いわ。

川端 裕美