第198回「2015年夏」

 今年の懇談会は小学校、中学校、あっちの高校、こっちの高校、計4カ所。みんなバラバラは初!ここまで、のべ68回の懇談会を経験 してきましたが、一時期に4人バラバラの場所と言うのは最初で最後かも‥です(笑)

 毎年毎年、喜んだり、がっかりしたり、笑ったり、 怒ったりいろいろ悲喜交々でしたが、今年初めての本気ショック!な事がありました。河童を自負する私の子が、懇談で、”泳げません!”て!運動神経抜群のこの子が!”えええええええ~っ”ですよ。”漢字かけません”とか、”計算できません”より全然ショック! こりゃアカン、エライコッチャということで、今年の夏休みは市民プール通い。
 五十路目前の私‥炎天下のプール、日焼け、シミ、云々。 え~いもうどうにでもなれ~っ楽しまなくっちゃ!
で‥結局、子供としょっちゅう市民プールの楽しい夏になりました。子供が年々大きく なっちゃって、せっかくの夏休みなのにみんな其々予定がいっぱいで、ちっとも一緒に遊んでくれなくて、つまんない。って思っていたけど 子供達が小さくて忙しくて出来なかったことが出来るようになったり、楽しいこともあるんだな~。子供はどんどん大きくなって、離れて いって、相手にしてくれなくなっていく。淋しいな~って思う事がこれからも多くなるに違いないけど、その中で今まで出来なかった新しい 楽しみを見つけていけたら良いな~と思います。

そうそう!とうとう当院のHPできました!みなさん、見てくださいね。kawabata-vet.comです。

川端 裕美

第197回「命を考える‥JUNE(さよならサービス)」

 和歌山電鉄貴志駅のたま駅長が亡くなりました。2015年6月22日16歳。 社葬には3000人が訪れたと。功績は輝かしいもので和歌山に与えた経済効果は 11億円!とか。あははは‥すんごいね~たまちゃん。でもね、たまちゃんには きっとそんなの関係なかったかな~。皆に可愛がられて、大事にされて、惜しま れて、涙をながしてもらって、ご飯に不自由せず暮らせて幸せだったね。 ちょっと面倒臭い日もあったかもしれないけど、人間がたまちゃんに会って、 寝ている姿をみて、癒されて元気になって、たまちゃんすごいね。お疲れ様。 ありがとうね。

 その丁度一週間後の6月29日、うちの病院に暮らしていたサービスが天に召されました。同じく三毛猫女の子。御年14歳以上。物静かな優しいこでした。一週間 前には普通に食べて普通に暮らしていたのに。5日間で急に体調が悪化し逝ってしまいました(ごめんなさい‥これ以上今日はサービスの事を書くことができません。亡くしたばかりで悲しくて)

 10歳を超えると(=年をとると=若いこと違うのは)元気に暮らしていても、何かのきっかけで坂を転がるように体調を崩し、命を失うような事が起こります。 ほんの小さなきっかけで‥。年をとるってそういうことだな‥って思います。
 高齢のペットと暮らしている皆さん、毎日毎日大切に過ごしてくださいね。 少しの変化に早く気づいてくださいね。そして毎日が普通通り暮らせることに 感謝しましょうね。一日でも長く普通の日を一緒に過ごせますように。

川端 裕美