猫ちゃんの心臓病

心臓病とは心臓の筋肉が障害を受け、うまく機能しなくなってしまう病気の総称です。

ねこちゃんは「肥大型心筋症」と呼ばれるタイプが最も多く発生します。

メインクーン、アメリカンショートへア、ペルシャに多いとされますが、雑種猫でも発生し、生後数ヶ月から17歳までと どの年齢でも発生します。

初期にはほとんど症状は無く、重度になってくると咳や呼吸困難などの症状が現れます。 

 

 

 

合併症[血栓塞栓症]

心筋症によって血液がうまく送り出せなくなり心臓にできた血の塊(血栓)が 血管に詰まってしまう病気です。ほぼ無症状の猫ちゃんでも、ある日突然発症してしまうことも多いです。血栓塞栓を起こすと激しい痛みで叫び声をあげたり、よだれを垂らして暴れたりすることもあります。   

 

 

 

⚠️心筋症も血栓塞栓症も発症してしまうとあまり長生きは望めません。

血栓塞栓症は数時間から数日の間に亡くなってしまうこともあります。

 

 

 

 

検査

血液を検査キットに通して、NTproBNP(エヌティープロビーエヌピー)の値を調べます。当日に結果が出ます。遺伝によって先天的に(生まれながらに)  心筋症のある猫ちゃんもいるので若い頃から年に1回検査をしましょう

ワクチンの時や他の目的の血液検査の時に合わせて検査することができます。

単体でもできますので、お声がけください!

※血液検査で異常がみられた場合は、心電図などの心臓検査を追加で行うことがあります。